ボルトの数が多い板に近付いてうなずくしぐさをするハンドウイルカのティーラ。ボルトは別の板で隠されている=美浜町奥田の南知多ビーチランド
イルカは超音波だけで数の違いを識別できるのか――。南知多ビーチランド(愛知県美浜町)がこんな研究に取り組んでいる。2枚の板に付けた金属のボルトを使って、数の大小を正確に比較できるかを調べている。その様子を、10日の一般公開で見ることができる。
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同ランドによると、イルカの視力は0・1程度。水中でのコミュニケーションに加え、物の大きさや形、距離などを測るのに超音波を使っている。反響定位という能力だ。
調査は京都大霊長類研究所との共同研究の一環。今回は推定12歳の雌のハンドウイルカ「ティーラ」で、2月から調べている。
縦30センチ、横45センチほ…