今回の参議院選挙について話す那須野純花さん(右端)、安田洋祐さん(右から2人目)、佐藤信さん(左端)=西田裕樹撮影
参院選の結果、いわゆる「改憲勢力」が非改選議員を含めた参院全体の「3分の2」を占めた。18歳の若者はどんな思いで一票を投じたのか。低投票率が続くなかで、市民と政治の関係をどう変えていったらよいのか。10代、20代、30代が語り合った。(司会は山口進・オピニオン編集長)
特集:2016参院選
特集:18歳選挙権
■3分の2、浸透しているのか
――那須野さん、初めての投票はどう臨みましたか。
那須野 私は川崎市で街おこしをしています。高校のころからボランティアで町中の掃除をしたり地元の野菜を売ったり。議員さんも普段着で来て一緒に掃除しています。その中で地域のことを考えるようになりました。
初めて投票に行く身になって気…