東京都八王子市で2014年に起きた傷害事件で公判中の男性被告2人について、東京地検立川支部が「有罪を求める訴訟活動はしない」と弁護側に伝えたことが12日、わかった。誤って起訴した疑いが強く、今後、無罪を求刑するか公訴の取り消しをする可能性がある。同支部は取材に対し「現時点では答えられない」としている。
事件は14年1月22日未明、JR八王子駅近くの路上で発生。40代の男性2人が相次いで複数の男に殴られたり蹴られたりして、それぞれ2週間と1カ月のけがを負った。
警視庁八王子署は今年3月、いずれも中国籍で、不動産会社経営の男性(47)と貿易会社経営の男性(39)を傷害容疑で逮捕。2人は「現場にはいなかった」などと容疑を否認したが、東京地検立川支部が4月に同罪で起訴した。
東京地裁立川支部で今年6月に…