大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは12日(日本時間13日)、2020年東京五輪に野球が実施競技に追加された場合の大リーグ選手の派遣について、消極的な見解を示した。
米カリフォルニア州サンディエゴで行われた全米野球記者協会(BBWAA)の会合で報道陣に対応したマンフレッド・コミッショナーは、東京五輪で野球が実施競技として復活することについては、「助力を惜しまない」と話した。ただ、「日程的な視点からいえば、東京五輪の試合日程(時期)は理想的ではない」とも述べ、7月24日開幕の東京五輪に、シーズン真っ最中の大リーグの選手を派遣することには、否定的な考えを示した。今後、国際野球連盟や国際ソフトボール連盟と協議を重ね、結論を出したいという。
野球が東京五輪に追加採用されるかどうかは、8月にブラジル・リオデジャネイロで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる。