(12日、広島13―3巨人)
3年ぶりとなる1試合2本塁打。ともに右翼席にたたき込んだ。フォロースルーは豪快だった。でも、強引に引っ張ったわけではない。広島の新井は39歳にして、衰えぬ力を証明した。2桁本塁打も3年ぶり。「ちょっと恥ずかしいですね。まだまだ打てるように頑張ります」
まずは二回だ。1死から外角のツーシームを仕留めて、同点に追いついた。五回は無死一塁から外角低めの直球を、踏み込みながら力強くはじき返した。一塁ベースを回る前に、右拳を何度も握った。「勝手に逆方向に飛んでいった。こすり気味だったけど、なんとか入ってくれた」
この日は4安打5打点。7月に…