プロ野球・巨人の元選手らによる野球賭博事件で、2人の元投手らに賭博をさせていたとして逮捕された松永成夫容疑者(40)が、別の元投手からも賭け金を募って賭博をさせていたことが、捜査関係者への取材でわかった。松永容疑者は計3人の元投手に賭博をさせていたことになり、警視庁は、賭け金の規模など賭博の実態解明を進める。
ともに名古屋市中区の大学院生の松永容疑者と大石健太郎容疑者(26)は12日未明、警視庁に賭博開帳図利容疑で逮捕された。組織犯罪対策4課によると、2人の逮捕容疑は、2014年と15年のプロ野球や高校野球の計30試合について、笠原将生(25)、福田聡志(32)の両元投手ら客計8人から賭け金を集めたというもの。
捜査関係者によると、松永容疑者は15年夏の高校野球の試合で、福田元投手を通じて松本竜也元投手(23)からも賭け金を募っていたという。松本元投手については、これまでの警視庁の調べで、別の胴元役のルートで野球賭博をしたことが判明していた。
松本元投手は3月、朝日新聞の…