卓球台を挟んで話す別所キミエさん(左)とマツコ・デラックスさん=金川雄策撮影
リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表で最高齢の68歳。関西の「卓球マダム」と、タレントで日本財団パラリンピックサポートセンター顧問のマツコ・デラックスさんが語り合った。苦労を乗り越え、その先にあったものとは。(構成・榊原一生)
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マツコ(以下、マ) えっ、見えない。68歳には。
別所キミエ(以下、別) 40代に見えますかね?
マ それはないわ(笑)。だけど、ほんとにお綺麗(きれい)。
別 好きなことをしているからとちゃいますかね。あと、車いすだから、というのもあります。
マ どういうこと?
別 今より障害者への理解が進んでいなかった20年前は、特別な人間とか、汚いもののように思われていました。だから身なりだけでも、と心掛けるようにしているんです。
マ お化粧もして、髪や爪も綺麗だわ。年を取るとみんな地味になっちゃうけど、あれは逆よね。派手な方が絶対にいい。多くの人のお手本になると思うわ。
別 でも、競技をやっている時…