郷土の五輪選手のパネル展を準備する井手洋一さん=長崎県諫早市役所
長崎県諫早市のスポーツ振興課長、井手洋一さん(53)はリオデジャネイロ五輪に向けて、郷土選手を応援するパブリックビューイング(PV)やパネル展の準備に追われている。
リオ五輪では体操の内村航平選手(27)ら市出身の3人が日本代表入り。さらに、市内の長崎日大高校で腕を磨いた柔道の永瀬貴規選手(22)も出場する。「人口14万人ほどの諫早だが、五輪での存在感は100万都市にも負けていない」。市民の誇らしさを、井手さんは感じるという。
諫早は4年前のロンドン五輪、8年前の北京五輪にも内村選手ら市出身の3人を送り出した。北京当時は市庁舎ロビーのテレビに人だかりができた。ロンドンは中継が未明に及ぶこともあったが、PVに連日約200人が詰めかけた。