OAでチームに加わり、先頭を走る(左から)興梠慎三、藤春広輝、塩谷司
サッカー男子の23歳以下(U23)日本代表は、22日からブラジル東部の街アラカジュで直前キャンプを行っている。8月4日(日本時間5日午前)に1次リーグ初戦のナイジェリア戦を控え、1992年までに生まれたオーバーエージ(OA)登録の3選手は順調にチームに溶け込みつつある。手倉森監督に、大会に臨む意気込みも聞いた。
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練習開始時のランニングでは、FW興梠(こうろき)慎三(29)が先頭を走る姿が恒例になっている。DFの藤春広輝(27)と塩谷司(27)が続く。ピッチ内外で、OAの3人が良き「兄貴分」になっている。
3人はOA登録決定後の6月下旬、東京都内で食事をした。「これまでのチームの雰囲気を壊さない」「若手が100%の力を出せるサポートをしよう」「話しやすいよう、OAオーラは出さない」。そんな合意をし、19日の国内合宿からチームに加わった。
藤春は若手に積極的に声をかけ…