5月に九州から入国した外国人のうち、クルーズ船客数が、航空機などそれ以外の経路で入国した人数を、初めて上回った。
クルーズ船誘致へ経済対策 狙うは爆買い、政府の皮算用
九州運輸局が4日、発表した。5月のクルーズ船客は前年同月の3・3倍となる14万3775人。一方、それ以外は24%減の12万6654人だった。熊本地震の影響で、航空路線の運休が相次いだ一方、クルーズ船の寄港が急増しているためだ。クルーズ船は大半が中国発着。その結果、韓国からが37%減だが、クルーズ客の多い中国は2・7倍となった。
また、熊本地震の影響は薄らいできている。運休していた空路の再開などで、6月(クルーズ客を除いた速報値)は、11%増の15万1659人となった。