東京五輪での正式競技に採用され、笑顔で記念撮影に臨む(左から)日本ソフトボール協会の徳田寛会長、全日本野球協会の市野紀生会長、日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナー=4日午前5時55分、東京都港区、関田航撮影
念願の一報は、地球の裏側リオデジャネイロから未明に届いた。2020年東京五輪で、野球・ソフトボールなど5競技が追加されることが4日(日本時間)、正式に決まった。選手や競技団体は歓喜の声を上げ、会場誘致をめざすゆかりの地は地域活性化への期待を寄せる。
東京五輪、野球・ソフトなど5競技18種目の追加決定
3大会ぶりの復帰が決まった野球とソフトボールは全日本野球協会の市野紀生会長、日本ソフトボール協会の徳田寛会長、日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーの3者が並んで、4日午前5時前から東京都内で喜びを語った。
別々の競技として実施した08年北京大会を最後にともに除外され、野球とソフトを一つの競技にまとめて五輪復帰を働きかけていた。熊崎コミッショナーは「内心ホッとしている。野球の素晴らしさを世界に示す絶好のチャンス」。北京大会で金メダルを獲得したソフトの徳田会長は「(東京でも)金メダルを取らなければならない。選手強化は1年前から準備している」と話した。東京五輪ではともに参加6チームにとどまるが、市野会長は「色んな制約の中で復活させるのが第一。決められた条件の中で、最高のパフォーマンスを出せるよう努力する」と話した。
過去3度、候補に挙がりながら…