女子48キロ級3位決定戦、銅メダル獲得を決めて涙を流す近藤亜美=竹花徹朗撮影
(6日、柔道 女子48キロ級3位決定戦)
柔道の近藤が銅、日本勢メダル第1号 女子48キロ級
リオオリンピック
柔道の日程・記録
準決勝で敗れ、泣き崩れる近藤に3位決定戦の準備を促す呼び出しがかかった。試合の合間はわずか2試合。ショックに顔をゆがめる21歳を奮い立たせたのは、思わぬ人物だった。
準決勝で戦ったパレト(アルゼンチン)の女性コーチ。「メダルがあるのとないのは全く違う。取りに行かなきゃ」。敵将に諭され、近藤は「泣いている自分が恥ずかしい」と気づいた。気持ちを立て直して畳へ向かう。終了間際、元世界女王のムンフバット(モンゴル)に大外刈りを浴びせ、日本勢第1号のメダルとなる銅をもぎとった。
涙を流す度に強くなってきた。…