スラローム男子カナディアンシングルで銅メダルを獲得した羽根田卓也=林敏行撮影
(9日、カヌー スラローム男子カナディアンシングル決勝)
リオオリンピック
大会日程・記録
急流にしぶきをあげて跳ねあがるカヌーは、じゃじゃ馬のようだ。
激しい流れに逆らって、下流から上流へくぐらなければいけないゲートもある。パワーとバランス感覚の両方が必要な競技で、羽根田卓也が優れているのは、時間のロスなく、最短距離でこぐ技術だ。
長さ3・5メートル、幅60センチの舟をパドル1本で操る。24カ所のゲートにあるポールに触れれば、1回ごとに2秒加算のペナルティー。決勝10人のうち、6人がこの反則を犯したなか、羽根田はポールぎりぎりを攻めながらも、1回も触れずにこぎ切った。
タイムだけ見れば羽根田より速…