水鳥寿思監督
リオデジャネイロ五輪で3大会ぶりの金メダルを獲得した体操男子団体総合。アテネ五輪の同種目金メダリストで、今回のチームの指揮を執る水鳥寿思(ひさし)監督(36)が10日、体育教室のチーフアドバイザーを務めている河合楽器製作所(浜松市)を通じて朝日新聞の書面インタビューに答えた。
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体操の日程・記録
体操男子団体、日本が金 アテネ以来3大会ぶり
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――団体金は水鳥さんが出場したアテネ五輪以来。今大会にはどのような思いで臨んだのでしょうか。
「今回のチームは団体優勝を最大の目標に戦ってきた。キャプテンの内村(航平選手)が強くそれを望んでいたからだ。今回は内村のチーム。彼の思いを反映させることで最もチームがまとまると思った。ロンドン大会のメンバーが4人もおり、そのときに果たせなかった目標を掲げることが最もシンプルだと思った」
「内村とは合宿や練習の計画を積極的に相談して決めた。アテネの時の経験から、積極的にチームを引っ張るのは監督よりもキャプテンの方が適していると感じていたというのもある」
――予選は想定外の4位通過。そこから、どう切り替えたのでしょうか。
「団体予選ではミスが相次いで…