男子100メートル予選7組で4着となり、準決勝進出を逃した桐生祥秀=林敏行撮影
リオデジャネイロ五輪の13日の男子100メートル予選で、日本勢でただ一人敗退した桐生祥秀は、笑顔さえ浮かべ「楽しかった」と繰り返した。
リオオリンピック
陸上の日程・記録
3レーン隣にいたウサイン・ボルト(ジャマイカ)への初挑戦だった。「組み合わせを見て、超楽しかった。(ボルトが)引退する前に走れて良かった。いつもと違う雰囲気が味わえた。僕は好きです」
レースでは、余裕をもって走るボルトに序盤は食らい付いた。だが、終盤に置いていかれ、自己最高に遠く及ばない10秒23。悔しくないはずがない。日本選手権で3位と敗れた時には人前で泣いた負けず嫌いだ。
レース後、目の前を横切ったボ…