女子48キロ級で金メダルを獲得し、栄和人チームリーダー(上)を肩に担ぐ登坂絵莉=林敏行撮影
(17日、レスリング女子48キロ級決勝)
第2ピリオド(P)残り12秒、1―2とリードを許していた。
リオオリンピック
レスリング登坂絵莉が金メダル 女子48キロ級
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登坂絵莉が相手の足元に素早く飛び込んでスタドニクの右足をつかんだ。必死に逃げるスタドニク。登坂がスタドニクを倒し、背後を取った。残り数秒、登坂の2ポイント。女子48キロ級決勝で、初出場の登坂が起死回生の逆転劇を演じてみせた。
「ここしかない。ここで取れなかったら後悔する」。試合終了間際にポイントを奪った場面をこう振り返ったが、登坂はやみくもに仕掛けたわけではない。守勢に回った相手のスキを見逃さずに足を取り、落ち着いて相手を倒してすかさずバックを取った。
まるで、昨年の世界選手権決勝…