メッセージが書かれたカードを筒状に巻いていく住民たち=19日午後、広島市安佐南区、青山芳久撮影
77人が犠牲になった広島土砂災害は20日で発生から2年になる。被災地では追悼のために紙灯籠(とうろう)がともされる。今年は、ボランティア団体を通じ、熊本地震や東日本大震災の被災地など各地から寄せられた約1千枚のメッセージカードを、筒状に巻いて使う。
カードはボランティア団体「元気になる木広島」が交流がある被災地や自治体、広島土砂災害の地元から集めた。昨年までは竹灯籠がメインだったが、今年からは紙灯籠になった。
熊本地震で大きな被害を受けた熊本県南阿蘇村の住民からは「一日も早く落ちついた生活が送れますように」。東日本大震災で被災した岩手県釜石市からは、「未来に向け共に歩んでいきましょう」とのメッセージが寄せられた。
広島市安佐南区の八木地区では…