男子フリー57キロ級決勝でタックルする樋口黎(左)=林敏行撮影
(19日、レスリング男子フリースタイル57キロ級決勝)
リオオリンピック
レスリングの日程・記録
日本のメダル、史上最多40個に レスリング樋口は銀
試合終了のブザーが鳴ると、樋口黎はマット上で悔しそうに立ち尽くした。
男子フリースタイル57キロ級決勝の相手は、昨年の世界選手権王者キンチェガシビリ(ジョージア)。第2ピリオド、3―3で残りは約1分になった。両者の得点の内訳は同等で、ルールでは追いつかれた樋口が負ける。樋口は相手に手首をつかまれ、反撃できずに逃げ切られた。樋口陣営は手首をつかむ行為が反則だとして異議を訴えた。だが、異議は認められなかったため、相手に1点が入り、結局、3―4で敗れた。
樋口は「内容は五分五分で勝てる試合だったので、最後に金メダルを取れなかったことが一番悔しい」と振り返った。
大阪府出身。霞ケ浦高(茨城県…