北朝鮮の駐英公使による韓国への亡命などを受け、韓国統一省当局者は21日、「北は困難な状況にあり、体制結束のために挑発する可能性が濃厚だ」と語った。22日からは、朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」も始まり、朝鮮半島が再び緊張する可能性がある。
北朝鮮駐英公使が韓国に亡命 歴代脱北外交官で最高位級
同当局者は、北朝鮮からの脱北について、従来の生活苦よりも金正恩(キムジョンウン)体制への嫌悪感を理由にした脱北者が増えていると指摘した。北朝鮮メディアの反応も過激になっているという。
そのうえで、北朝鮮が韓国にいる元高級幹部の脱北者や、中朝国境地域などに出かけた韓国人らを襲撃する可能性などがあるとし、警戒を呼びかけた。
一方、UFG演習が22日から…