宮崎市で19日、男性が複数の男らに暴行を受けて死亡した事件で、宮崎県警は同市の暴力団組員数人が暴行に加わったとみて、暴力法違反(集団的暴行)の疑いで逮捕状を取った。捜査関係者への取材でわかった。県警は殺人容疑でも調べる。
県警によると、死亡したのは宮城県岩沼市桑原3丁目のとび土工解体業、本田真一さん(43)。19日未明、宮崎市田代町の路上で暴行を受け、腹から血を流して倒れているのが見つかった。刃物で刺されたような痕があり、その後、出血性ショックで死亡が確認された。
捜査関係者によると、本田さんは宮崎市にある指定暴力団山口組系暴力団の元組員。居合わせた知人や目撃者の話から、県警は現場から立ち去った複数の組員らが暴行に加わった可能性が高いと判断した。