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12日午後6時45分ごろ、千葉県酒々井(しすい)町上本佐倉1丁目の住宅で、切断されたとみられる遺体の一部が室内にあるのを、住人の知人の通報を受けた警察官が発見した。県警によると、この住宅には男性(21)と姉(25)が住んでいるが、男性の行方が分かっていないという。県警は、この男性の遺体の可能性があるとみて身元の確認を急ぐとともに、死体遺棄や死体損壊容疑で調べている。
県警によると、見つかったのは頭部と左右不明の足で、それぞれ別のポリ袋に入っていた。遺体の性別や年齢は不明で、刃物のような物で切断されたような痕があったという。
この日午後3時45分ごろ、男性と8月末ごろから連絡が取れないことを不審に思った知人が、県警佐倉署に届け出た。警察官が訪れた際、姉は家におり、その立ち会いのもとで室内を調べたところ、リビングで遺体の一部が入った二つのポリ袋を発見したという。その後、他にも遺体の一部とみられるものが室内で見つかった。県警は、姉が何らかの経緯を知っているとみて事情を聴いている。
現場はJR成田線酒々井駅の南西約2キロの住宅街。近くの70代の男性は「弟さんとみられる男性が外出するところを最近は見ていない」。60代の男性は「何が起きているのか分からず不安だ」と話した。