韓国政府が12、13の両日にソウルで開かれた米韓統合国防協議で、「米国が『核の傘』を必ず提供するという確実な保障が欲しい」と求めていた。米韓関係筋が明らかにした。米国に戦術核の再配備を断られる中、韓国内で広がる核武装論を憂慮したものとみられる。
韓国は5月の前回協議で、米国が北大西洋条約機構(NATO)加盟国と行っている核兵器の共同管理に言及。事実上の米戦術核の朝鮮半島再配備の可能性への関心を伝えたが、米国に断られていたという。
米側は12、13日の会議で韓国側の要請に対して、同盟国への攻撃を米国に対する攻撃と同じとみなして反撃する「拡大抑止」についての協議継続や、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の韓国配備の推進など、従来の政策を改めて確認した。戦術核再配備など新たな政策は打ち出さなかったという。
双方は協議後の報道資料で「米…