滋賀県警は13日、大津市内の無職の女性(76)が現金計4200万円をだまし取られる被害にあったと発表した。大津署は詐欺事件とみて調べている。
署によると、9月29日、女性宅に、捜査2課や全国銀行協会の職員を名乗る男から「個人情報が盗まれ、あなたの通帳が偽造された」、「お金を預からせてもらい、偽札か確認する」などと電話があった。
女性は金融機関で約500万円の定期預金を解約し、自宅に来た別の警察官を名乗る男に渡した。その後も男の指示に従い、10月7日までに自宅などで6回にわたって計4200万円を男に手渡した。その後連絡がなくなり、女性が13日に県警に相談して被害が判明したという。