競馬で得た4億円超の払戻金を申告せず、所得税約6200万円を脱税したとして、大阪国税局が、大阪府寝屋川市固定資産税課の中道一成・前課長(46)=大阪府守口市=を所得税法違反の疑いで大阪地検に告発したことがわかった。容疑を認めているとされ、地検が在宅起訴するとみられる。
関係者によると、中道前課長は2012年と14年、日本中央競馬会が指定する5レースの1着馬をすべて当てる「WIN5」などで得た払戻金の計約4億2970万円を申告せず、所得税約6276万円を免れた疑いがある。馬券は競馬新聞の記事などから予想を立て、インターネットで購入していたという。
国税局は払戻金を課税対象となる「一時所得」と認定。払戻金を得るのに直接かかった経費(当たり馬券代など)と、特別控除額(50万円)を差し引いた金額の半額にあたる約1億6314万円に課税した模様だ。追徴税額は過少申告加算税を含め、約7200万円の見通し。既に修正申告を済ませているという。
寝屋川市によると、中道前課長…