五回裏広島2死二塁、田中は適時打を放つ=加藤諒撮影
(15日、CS最終ステージ 広島8―7DeNA)
特集:広島カープ25年ぶりV
勢いがものをいう短期決戦で、ラッキーボーイが生まれると強い。広島の田中がまさにそう。CSの4試合で12打数10安打、四球を含めた出塁率は8割8分2厘。「1番の役割を果たそう、と思った。自分でもビックリの数字。一生に一度しかないから、今日だけ味わいたい」
一回に挙げた6得点。もちろん田中から始まった。フルカウントからファウルで5球粘る。根負けした今永から四球で出て、先制のホームを踏んだ。3点差に詰まった五回には、2死二塁から三遊間を抜いた。この追加点が勝敗を分けた。「最高の展開。今年のカープを象徴する野球ができた」
CSの17打席で凡退はわずか…