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賞状破りは指導? 高校ハンドボール部監督の処分で波紋

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-10-4 11:14:48  点击:  切换到繁體中文

 

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賞状破りは指導か暴力か


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全国屈指のハンドボール強豪高校の監督が昨秋、県内の新人戦で2位になった選手の前で賞状を破り捨てた。1人の選手の親が日本協会に通報したのをきっかけに、監督は「暴力行為による3カ月指導停止」になった。全国高校総体は監督不在で戦った。ところが、9月に事態は急展開。日本スポーツ仲裁機構が協会の監督への処分を取り消す決定を下したのだ。2位の賞状を破る行為は指導か、暴力か。識者らと考えた。


高校3年生にとっては、最後の夏だった。全国高校総体に駒を進めながら、ベンチに入れなかった50代の熱血監督は、反省と後悔の念で憔悴(しょうすい)しながら、2位の賞状を破り捨てた理由を周囲にこう漏らしていた。「おまえたちが目指すのはここ(2位)じゃない、という意味だった」「気合を入れるためだった……」。処分取り消しが決定したのは、処分期間が満了する前日の9月8日だった。


協会の事情聴取にこの監督は、「しっかりしろって足でおしりをやった(蹴った)ことはあります。間違いなくあります」などと話した。暴力行為と取られても、仕方がない指導があったこと自体は否めない。監督の言動を問題視した1人の生徒の保護者が今年2月、日本協会内に設置されたばかりの「相談窓口」に「パワハラ、モラハラともとれる行きすぎた指導がある」と通報したのが、問題の発端だった。


一方、日本協会には、その後、通報した親を除いた28の家庭の保護者の連名で、「体罰もなく、モラルハラスメントとも感じていないのに、何に対する処分なのでしょうか」と、監督の処分取り消しを求める投書が届いた。


◇ ◇


スポーツ仲裁機構が監督への処分取り消しを決めた理由は、日本協会の調査手続きに瑕疵(かし)があったため、だった。


通報した親への事情聴取はしたものの、協会は「犯人捜し」を避けるため、生徒本人への事情聴取はしなかった。監督への聴取も、十分とはいえなかった。生徒側と監督の主張が食い違うなか、何が「暴力行為」にあたったのかを特定しないまま、倫理委員会や理事会で「暴力行為があった」と認定。監督の3カ月の活動停止処分が決まった。


何が体罰で、誰がその線引きをするのか。そもそも賞状を破る行為は暴力やパワハラに当たるのか。この問題は、競技団体の対応の難しさを浮き彫りにした。


スポーツ仲裁機構の決定では、2位の賞状を選手らの面前で破った行為に対し、「高体連に対する冒瀆(ぼうとく)とも言わざるを得ず、(中略)優勝しか価値がないかのごとき示威行動は、決して学校教育におけるスポーツの指導としてあってはならない」などと指摘した。


その一方で賞状を破ったことも含め、「暴力行為があったか」という争点に対しては踏み込まなかった。


◇ ◇


体罰などの学校問題に詳しい湊信明弁護士は、賞状を破り捨てたことについて、「教育的な観点で言えば極めて不適切だが、暴力行為にあたるかは疑問」とし、「3カ月の指導停止は重すぎると感じる。厳重注意などの対応はとれなかったのか」という。


あるマイナー競技の協会関係者は「通報窓口をもうけても、人が少ない協会では調査するにもマンパワーを割けない」。


「あの学校では体罰がある」といったうわさも競技団体役員の耳には入る。選手出身の幹部が多く占める協会では、大学の派閥や先輩後輩などスポーツ界ならではの関係もあり、「人間関係や先入観を排除して調査できるかというと、難しい面もある」という。


通報窓口は2013年に大阪・桜宮高バスケットボール部主将が顧問の暴力などを理由に自殺した事件を受け、JOCや日本体育協会が設置した。その後、各競技団体が独自で窓口を設置するようになった。


日体協が昨年8月に公表した調査結果によると、日体協とJOCに加盟する72のスポーツ団体のうち、約7割の44団体が通報窓口を設置。今年2月に設置したハンドボール協会も含め、数は増える傾向にある。弁護士が調査を行う団体もあるが、窓口だけになってしまっているところも多い。


ソウル五輪・柔道女子の銅メダリストで、JOC理事でもある筑波大体育系の山口香准教授は「通報窓口が一般化してきたことはスポーツ界が少しずつ健全化してきている証拠。その先の課題が見えてきた」。


柔道界では12年の女子日本代表監督の体罰問題を受け、外部から役員を招き、女性理事を増やすなどしてコンプライアンスを強化してきた。山口准教授は「自助努力だけではうまくいかないこともある。外部の有識者に委ねるなど、スポーツ界として事例を積み重ねていくことが大事」と話す。(照屋健)


■為末さん「自分の成長、自分の責任で」


今回の問題について、元陸上選手で、男子400メートル障害日本記録保持者の為末大さん(39)に聞いた。



「体罰的なモノ」の奥にあるものは何か。それを考えていかなければならない。日本の先生は生徒の成長の責任を自分が背負いすぎる傾向がある。最初は先生が強引にリードし、徐々に生徒が目覚めていくはずだ。その構図は、1980年代に人気を集めたスポ根ドラマ「スクールウォーズ」のときから変わっていない。


働き方改革など、個人の自由が認められ始めている今の世の中の流れのなかで、人の人生に圧力をかけて成長させるという考え方自体が受け入れられなくなっている。ちょっと冷たいかもしれないが、選手自身が自分の成長を自分の責任で負う意識も大切だ。先生に丸投げしたら強くしてくれるという今までの考え方で成功していた選手は、今後、難しくなっていくだろう。




 

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