支援の必要性を語る瀬戸内寂聴さん(右)と秘書でプロジェクト理事の瀬尾まなほさん=京都市右京区
僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(94)と元厚生労働事務次官の村木厚子さん(60)が呼びかけ人代表となり、貧困や虐待に苦しむ女性を支援する「若草プロジェクト」の活動が本格化している。4月に団体の立ち上げを発表後、LINEでの相談を開始。支部もできるなど活動の輪が広がりつつある。
プロジェクトの名は、古来、若草が若い女性に例えられることなどから名付けた。4月以降、個々で活動する団体に協力を求めたり、研修会を企画したり準備を進めてきた。主要メンバーは約10人。さらに司法修習生らボランティア約10人のほか、プロジェクトが委託した団体もかかわる。呼びかけ人には映画監督の山田洋次さんらも加わる。
LINE相談は8月下旬から始めた。
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