B&O PLAYの「BeoPlayA1」=完実電気提供
わずらわしい配線がなくても音楽を聴ける、携帯型のワイヤレススピーカーが人気です。スマートフォンと簡単につながり、迫力ある音が楽しめます。デザイン重視の製品や防水機能を高めたタイプなど、種類もたくさんあります。
きりとりトレンド 話題の商品を紹介
スピーカーは、最近ではブルートゥースと呼ばれる無線通信を利用するのが主流だ。スマホには基本的にこの機能があるため、配線は不要になる。音量の調整といった操作も、スマホでできる。
大阪市中央区のビックカメラなんば店には、ブルートゥースに対応したスピーカー約200種が並んでいる。売り場面積は5年前に比べて10倍以上で、売り上げも金額ベースで前年比1・5倍だという。
担当の長沢雅之さんは「わずらわしい配線がなくても音楽が楽しめます。海外のお客さんにも好評です」と話す。以前は音質が悪くなる製品もあったが、最近売られている機種では「音の劣化はほとんどわからない」という。
人気に伴いラインナップも広がっている。
カラーバリエーションやデザインに特色がある製品が多い。手のひらに載るほど小さいものや、防水機能がありお風呂で使えるものもある。大容量のバッテリーを備えて長時間再生できるなど、使い勝手は良くなっている。
価格帯も幅が広い。ビックカメラなんば店で売られているブルートゥース対応スピーカーの最高値は税抜き25万円ほど。一方で最安値は2500円となっている。売れ筋は1万5千~1万7千円だという。値段に応じて、自分の使用方法に適したものを選ぶようにしたい。(岩沢志気)
■ブルートゥース対応ポータブルスピーカーの売れ筋ランキング
①サウンドリンクミニⅡ(BOSE) 2万5000円
②JBLフリップ3(ハーマンインターナショナル) 1万2800円
③JBLチャージ2プラス(ハーマンインターナショナル) 1万4800円
④JBLチャージ3(ハーマンインターナショナル) 1万9880円
⑤ヒアゴー「SRS―HG1」(ソニー) 2万6800円
ビックカメラの8月29日~9月29日の販売ランキング。価格は税抜きで、9月27日時点。
■音質良く ハンズフリーも
スピーカーで米大手のBOSEの「サウンドリンクミニⅡ」は重さが670グラムで小さいが、音質が良いのが特徴だ。同じサイズの他社製品に比べて出力が大きく、迫力のある低音や澄んだ中高音を楽しめるという。スマートフォンと連動して、ハンズフリー通話もできる。2万5千円。
■高音質「ハイレゾ」相当
ソニーの「ヒアゴー『SRS―HG1』」は、ブルートゥースで接続しても、高音質な「ハイレゾ」に相当する音質が楽しめる。サイズもコンパクトで持ち運びも容易だ。音量が大きくなると生じやすい音のひずみを、少なくする独自の機能もある。2万7380円。
■カラフル8色 防水機能
オーディオブランドJBLを傘下に持つ米ハーマンインターナショナルの「JBLフリップ3」は、防水機能があるため、浴室やアウトドアでも使える。色はピンクやイエローなど計8色があり、自分の好みや置きたい場所に合わせられる。1万2880円。
■なめらか ストラップ付き
デンマークのオーディオブランドB&O PLAYの「BeoPlayA1」は円形のデザインだ。操作用のボタンなどが突起しておらず、表面はなめらかな仕上がりとなっている。上部にストラップがあり、部屋のフックに掛けることもできる。電池も長持ちで、ワイヤレスで最大24時間使える。2万7685円。
値段は税抜きで、メーカーの希望小売価格やメーカー調べの実勢価格。ビックカメラなんば店担当者のおすすめから選びました。
(きりとりトレンド)