クリスタルパレス戦でゴールを決め、チームメートに祝福されるレスターの岡崎(右から2人目)=ロイター
サッカーのイングランド・プレミアリーグで22日、レスターの岡崎慎司がホームでクリスタルパレス戦に先発し、後半18分に今季リーグ戦で初ゴールをマークした。3―1の勝利に貢献し、「チームにスイッチが入るきっかけになる」と4試合ぶりの白星を喜んだ。
強烈な一撃だった。ゴール前のこぼれ球に反応して右足を振り抜くと、ボールはネットに突き刺さった。「思い切って打った。ほっとした」。安堵(あんど)したのには理由がある。試合開始早々、GKと1対1の場面でループシュートを放ったが、枠を外してしまった。「もう俺、終わったと思った」。それでも、久々にもらった先発のチャンス。持ち前の献身的なプレーを続け、時に自陣深くまで戻って守備でも貢献しながら、2トップの一角として先制点にも絡むなど存在感を見せた。
岡崎が入ることで中盤が安定し、ラニエリ監督は「彼はとてもいいプレーをした」と絶賛。岡崎は「監督が使わざるを得ない状況を作り続けることが大事。今は(FWの)3番手だけど、勝てたことが大きい」。今季初のフル出場は、自身にとってもいいきっかけになりそうだ。(時事)