大阪府東大阪市の市立東大阪医療センター(旧市立総合病院)をめぐる医療費不正事件で、大阪府警は25日、同病院の元医事課総括主幹繁田敬治容疑者(58)=詐欺容疑で逮捕=を還付金約1200万円を着服した業務上横領容疑で再逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。
捜査2課によると、繁田容疑者は総括主幹だった1~3月、病院の窓口職員から預かった患者13人分の医療費の還付金の現金計約1200万円を着服した疑いがある。窓口職員に医療費を払い戻す虚偽の申請書を提出していたという。
繁田容疑者は病院から別の部署に異動後に還付金をだまし取ったとする詐欺容疑で逮捕され、処分保留になっている。着服した金は交際女性への贈り物や遊興費に使ったとみられるという。