一定の移動速度を超えると表示される機能制限画面=「ポケモンGO」から
愛知県一宮市の市道交差点で26日、小学4年生の則竹敬太君(9)がトラックにはねられて死亡した事故で、「ポケモンGOを使いながら運転した」と供述したトラック運転手が事故当時、運転者のプレーを防ぐ機能を解除してゲームを起動したとみられることが、県警への取材でわかった。
「運転中にポケモンGO」 トラックにはねられ小4死亡
自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕されたのは、一宮市木曽川町外割田の会社員川合信右容疑者(36)。26日午後4時10分ごろ、一宮市内の信号のない交差点で、横断歩道を渡っていた則竹君をはねた疑いがある。則竹君は死亡し、県警は容疑を同致死に切り替えて調べる。
「ポケモンGO」は移動中の車内など、一定以上の速度を感知するとプレーを制限する機能があるが、「私は運転者ではありません」という表示を押せば、制限の一部は解除される。
県警によると、川合容疑者はスマホを助手席に置き、車内で充電しながらアプリを起動。制限を解除していたとみられるという。