楽天ペイでの支払いは、スマホでQRコードを読み取り(左)、画面で支払金額を確認(中)、決済が終わる(右)=楽天提供
ネット通販大手の楽天は27日、スマートフォンでQRコードを読み取り、買い物や食事の代金を払えるアプリ「楽天ペイ」を始めた。事前に登録したクレジットカード情報を使うため、カードを取り出したり持ち歩いたりする手間がかからない。楽天会員なら利用できる。
お店のスマホやタブレット端末に表示されたQRコードを客がスマホのカメラで読み取ると、画面に支払金額が表示され、決済する。支払金額を自ら入力することもできる。楽天のポイントを支払いに使うことも可能だ。支払額の0・5%分ポイントがたまる。
店側もQRコードを表示するスマホやタブレット端末があれば使えるので、導入が簡単だという。店側は楽天に手数料を払う必要がある。現時点では一部の飲食店や薬局で使える。
カード情報を事前登録しスマホで決済するサービスは、カードをなくして不正利用される危険性が減ることもあって、最近流行している。米アップルは25日、日本でアップルペイのサービスを始め、クレジットカードを事前に登録したiPhone(アイフォーン)7などをかざすだけで決済できるようにした。(福田直之)