覚醒剤取締法違反などの罪で有罪判決を受けた元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)さん(51)に対し、警視庁は31日、運転免許を180日間、停止する処分をした。
東京地裁は今年9月、覚醒剤約4グラムや大麻約2グラムを横浜市内のホテルで持っていたなどとして、高知さんに懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。判決は「常習性や薬物依存性が顕著」としており、警視庁は、高知さんが今後、交通事故を起こす可能性があるとして、運転免許の停止を決めた。
道路交通法は、覚醒剤や麻薬などで運転に影響が出る恐れがある場合は運転免許を停止できると定めている。警視庁は、高知さんを逮捕した厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部と初めて連携し、停止処分の手続きを進めた。