まき散らされたうどん=17日、名古屋市東区の矢田公園、東土木事務所提供
名古屋市の公園にうどんなどをまき散らして土木事務所の業務を妨害したとして、愛知県警は31日、同市名東区八前2丁目のうどん店の店主の男(51)を威力業務妨害の疑いで緊急逮捕し、発表した。男は「3年ぐらい前から客が残した残飯を1週間分まき散らしていたが、鳥なんかの餌になればいいと思った」と話しているという。
東署によると、男は23日早朝、同市東区の矢田公園にうどんやかまぼこなどの残飯をまき散らし、公園を管理する土木事務所に片付けさせるなどして業務を妨害した疑いがある。
公園近くの小学校が土木事務所に連絡し、土木事務所が24日に東署に相談。同署員が31日早朝、公園で警戒していたところ、残飯が入ったポリ袋3袋を持った男が現れたため、緊急逮捕した。
うどん店から公園までは約4キロあり、車で運んでいた。「(店舗を兼ねる)自宅付近で捨てるとカラスなどが来て迷惑がかかると思った」とも供述しているという。署が今月分の公園の防犯カメラを確認したところ、日曜日と月曜日に捨てに来ていることが多かったという。