「人間失格」のヘッドマークが付いた人間失格号=五所川原市の津軽五所川原駅
青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道が、同市出身の太宰治ら文豪をモチーフにした異能力者がバトルを繰り広げる人気アニメ「文豪ストレイドッグス(文スト)」とのコラボ列車「人間失格号」を走らせている。期間限定で11月は13日まで、12月は3~11日、津軽五所川原―津軽中里間を1日5往復する。津軽五所川原駅と金木駅ではコラボ切符を販売している。
“テツ”の広場
文ストは4月にアニメ放送が始まり、10月から第2期が放映中。県内ではBS放送のBS11とWOWOWで視聴できる。太宰の必殺技は相手の異能力を無力化する「人間失格」だ。
人間失格号は、津軽鉄道が「走れメロス号」を模様替えして10月下旬に運行を開始。太宰の等身大イラストやアニメのシーン画約30枚などが飾られており、「列車名は何とかならなかったの」「ダメ人間だからのりたい」などネット上でも話題が広がっている。
3日に乗車した弘前市の山田郁花(あやか)さん(34)は「太宰さんだらけですごい」。五所川原市の中学1年山崎百萌(ももえ)さんは「地元なので乗るしかないと思って来た。写真が撮りきれません」と笑顔で話した。(休波希)