您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 娱乐(日语) >> 正文

弾圧・独裁も描くタッチ圧巻 浦沢直樹が交響曲とコラボ

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-3-26 13:40:17  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


タッチパッド上に描いていく浦沢直樹。その筆跡を4K画質の動画として記録し、公演のステージで大スクリーンに投影する=東京都内


写真・図版


写真・図版


写真・図版


「交響曲と漫画のコラボによるコンサートがあります」と聞いても、にわかにイメージが湧かない人ばかりだろう。無理はない。上演される曲を作る岩代太郎と漫画を描く浦沢直樹でさえ、本番のステージ上でどんな化学反応が起こるのか、予想できないのだから。


作曲家の岩代と漫画家の浦沢によるコンサートは題して『MANGA SYMPHONY「○」(マンガ・シンフォニー まる)』。31日、東京・池袋の東京芸術劇場で開かれる。公演は2部構成。今年は手塚治虫の生誕90周年ということで、第1部は「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」など手塚アニメの音楽を岩代流にアレンジして演奏し、漫画だけでなく音楽の世界にも影響を与えた手塚の業績を岩代と浦沢が語り合う。続く第2部が、いよいよ『MANGA SYMPHONY「○」』の世界初演だ。


岩代がスコアを書き下ろした交響曲は八つの楽章からなる。それぞれに「夜明け・原点」「子供=未来」「弾圧・独裁」など2人が話し合って決めたテーマが掲げられている。浦沢がそれらのキーワードやテーマから着想して漫画を描き下ろし、ステージ上で演奏と漫画が同時進行する、というコンサートだ。


漫画の同時進行ってどういうこと? まだまだ疑問は残る。浦沢サイドの制作現場を訪ねた。


描線が吹き込む作品の生命


私たちがふだん目にする漫画は静止画だ。まっさらの白紙から完成画が立ち現れるまでの間に、漫画家がどうペンを走らせ、描線や色彩でどう作品に生命を吹き込んでいくのか、公演はそのプロセスが伝わる趣向となっている。


浦沢が今回作画に用いるのはタッチパッドとタッチペン。ペンの運びを4K画質のデジタル動画として記録し、微妙なメリハリで質感や情感を醸し出すスピード感あふれるタッチを、ステージ上の大スクリーンで克明に再現するという。


浦沢は語る。「絵は、克明に描こうと思えばいくらでも描き込める。でも今回は、たとえ『この線は間違ったな』と思っても、“消しゴム”で消したりせず、ライブドローイングの感覚でどんどん描き進めていった。下絵も無し。とんっと置いた筆先から、頭の中で期待していた以上の躍動感が出せたり、自分でも予期しなかった方向に世界が進んでいったり。そんな緊張感が伝わると思います」


漫画というものをわかってもらうための試みでもあるという。「ちゃちゃっと描いているように思われることも多いが、『こんな気分になったのは初めてだ』『こんな感動があったんだ』と感じてもらえるように精魂込めて描いているということが、少しでもわかってもらえれば」


浮かび上がる人生経験


例えば様々な人の笑顔が出てくる楽章がある。豪快に口を開けて笑う老人をその場で試し描きしてくれたが、ひと筆ごとに老人の骨格や肌の質感、重ねてきた人生経験までが浮かび上がってくるようで、画面に目が釘付けになる。視覚から受ける刺激だけでも相当なものだ。そこに壮大なオーケストラの生演奏が加わるとなると……。


最後の第8楽章は、あらかじめ絵を用意せず、浦沢自身がステージに登場し、ぶっつけ本番のライブドローイングを披露する。「緊張はしますよ。でも、ライブ演奏や講演で人前に出る直前もそうなんですが、さあ失敗できないぞと、『ガシャン』ってスイッチが入るのが好き。緊張するのが楽しいんですよ。無策で臨みます」


岩代「本気の芸術を体感してほしい」


前例のないこの企画を発案したのは岩代太郎。映画「レッドクリフ」「マンハント」(ともにジョン・ウー監督)のサウンドトラックや、アニメ「アルスラーン戦記」、大河ドラマ「義経」などの劇伴(げきばん)など、映像音楽を幅広く手がけてきた。プロジェクトの意図をこう語る。


「海外に行くと、我々日本人が想像する以上に漫画やアニメの影響力を実感する。これほど力があり、言葉の壁を越えて人と人が通じ合うツールである漫画と音楽がコラボレーションすれば、国境を越えた感動が味わえるのではないかと」。ムソルグスキーは19世紀、亡き友人の絵に触発されて「展覧会の絵」を作曲したが、自分が21世紀型の「展覧会の絵」に挑むとしたら、タッグを組むのは漫画しかないと思い定めた。


白羽の矢を立てたのが浦沢だ。「YAWARA!」や「20世紀少年」「MONSTER」など、その作品は海外の書店にも並んでいる。仏ルーブル美術館との共同プロジェクトとしての漫画「夢印―MUJIRUSHI―」(ビッグコミックオリジナルで昨年10月~今年2月連載)やパリ市役所での個展(3月末まで)も話題を呼んでいる。まさに21世紀の日本を代表する漫画家だ。


岩代は「交響曲のおおまかな長さ以外は何ら制約なしに、2人のクリエーターが自分の中から湧き上がるものを自由にぶつけ合う、まれな機会。本気の芸術をぜひ体感してほしい」と願う。


公演は31日(土)、東京芸術劇場コンサートホールで午後6時開演。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。S席7800円、A席7300円、全席指定・税込み。朝日新聞社ほか主催。問い合わせはディスクガレージ(050・5533・0888、平日正午~午後7時)。


http://www.promax.co.jp/mangasymphony/


別ウインドウで開きます


(藤崎昭子)




 

新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

  • 上一篇新闻:

  • 下一篇新闻:
  •  
     
     
    网友评论:(只显示最新10条。评论内容只代表网友观点,与本站立场无关!)
     

    注册高达赢取大奖!

    09年2月《贯通日本语》杂志

    澳大利亚夫妇在日本滑雪场举行

    日本望租借大熊猫 日本相关官员

    DJI最大的商用无人机订单来自于

    参观上野动物园熊猫宝宝“香香

    广告

    广告