神戸市のJR新神戸駅近くの県道で今年7月、歩道に乗用車で突っ込み、歩行者2人に重傷を負わせたとして、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われた警備員浜田健汰被告(20)=兵庫県西宮市=に対し、神戸地裁は8日、懲役3年保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
畑口泰成裁判官は「友人らと夜通し酒を飲み、高速で運転した」と指摘する一方、「人格の未熟さもある」として保護観察中に飲酒運転防止のプログラムを受けさせるとした。
判決によると、浜田被告は7月23日午前5時25分ごろ、飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で車を運転。時速90~105キロで走行して歩道に突っ込み、女性(53)と男性(49)に重傷を負わせ、現場から逃げようとした。