千葉県船橋市の少女(当時18)を車に乗せて財布を奪った上、殺害したなどとして強盗殺人と強盗強姦(ごうかん)、逮捕監禁の罪に問われた住所不定、無職の中野翔太被告(21)の裁判員裁判の初公判が11日、千葉地裁であった。中野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
中野被告の起訴内容は、昨年4月19日夜、井出裕輝被告(22)=強盗殺人などの罪で起訴=らと共謀し、千葉市中央区の路上で少女を乗用車に乗せて両手足を縛るなどし、現金数万円入りの財布などを奪った。さらに翌日未明、同県芝山町の畑に掘った穴に少女を座らせ、土砂で埋めて窒息死させたというもの。中野被告と井出被告は少女に乱暴したともされる。
この事件では中野、井出両被告のほか、別の少女(19)が強盗殺人と逮捕監禁の罪で起訴されている。