メルカリの山田進太郎社長=東京都港区の本社
大学3年生の就職活動が本格化してきました。いまは企業研究や自己分析を進める学生が多い時期ですが、そもそも仕事に就くとはどういうことか。学生に求められる力とは何か。企業のトップに聞きました。
特集:就活ニュース
就活する君へ
◇
――起業家ですが、就活の経験は。
「ありますよ。ソニー、電通、博報堂、サイバーエージェントといった企業を受けました。インターネットビジネスをやりたいという思いがあったので。最終的には、新規事業の立ち上げに関われるというので、いったんは楽天への就職を決めました」
――大企業ですね。
「いえ、当時は社員20人の『どベンチャー』でした。面接を受けた当日に採用が決まりました。商社や銀行に行く大学の友人からは心配されましたね」
――ご自身は不安はなかったのですか。
「なかったですね。インターネットビジネスは、テクノロジーの基盤を持ちながら、自分の作品をつくる芸術のようなところがあります。その感覚がすごい好きでしたから。今は天職だとさえ思っています。でも、当時はそこまでの確信はありませんでした」
有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。
初月無料につき月初のお申し込みがお得
980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら