逆走して大破した軽乗用車=29日午前5時14分、兵庫県淡路市浦、兵庫県警提供
29日午前3時半ごろ、兵庫県淡路市浦の神戸淡路鳴門自動車道の東浦インターチェンジ(IC)付近で、下り線を逆走していた軽乗用車が大型トラックと正面衝突し、この大型トラックに別の乗用車が追突した。県警によると、軽乗用車を運転していた会社員の田原巽方(たつみ)さん(22)=神戸市兵庫区東山町1丁目=が死亡し、トラックを運転していた運送会社員の男性(48)=徳島県藍住町=、乗用車を運転していた小学校教諭の男性(26)=三重県鈴鹿市=が軽傷を負った。
高速道路交通警察隊によると、事故の数分前に、現場から南に約5キロ離れた北淡IC北側付近を走る車の運転手から「軽乗用車が逆走している」と110番があり、その後も同様の通報が3件あったという。高速隊はこの軽乗用車が事故を起こしたとみて、どこから逆走したのかなどを調べる。
この事故で約5時間半にわたり、下り線の淡路IC―東浦IC間が通行止めになった。