政務活動費(政活費)の使途をめぐって副議長が辞任した群馬県高崎市議会で29日、今度は後閑太一議長(63)が議長辞任の意向を明らかにした。4年前の副議長時代に議長交際費と政活費(当時は政務調査費)を重複して受け取っていたとし、「一連の問題の責任を取る」としている。
議長交際費の記録や政務調査費の報告書によると、後閑氏は副議長時代の2012年7月、民間団体との「意見交換会後の懇親会」で、議長交際費から団体側に会費5千円を支払った。しかし、その領収書を議会事務局に渡さないまま12年度の政務調査費に計上し、同額を受け取っていた。
後閑氏は「領収書を事務局に渡しそびれたまま、宛名に『副議長』の肩書がなく個人名だったこともあって、年度末の事務処理の際に気づかずに政調費に計上してしまったのだと思う」と話している。
後閑氏は10月以降、後援会活…