「神ってる」で流行語大賞の年間大賞を受賞したプロ野球・広島カープの鈴木誠也選手=1日午後5時51分、東京都千代田区、恵原弘太郎撮影
今年の世相を映した言葉を選ぶ「2016ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、都内で発表された。年間大賞には、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた広島東洋カープの緒方孝市監督が、交流戦での鈴木誠也選手の活躍を評した「神ってる」が選ばれた。昨年の「トリプルスリー」に続き、プロ野球に絡む言葉に決まった。
トップ10には、世界的流行となったピコ太郎さんのユーチューブ動画「PPAP」とともに、タレントや国会議員らの醜聞を称した「ゲス不倫」、待機児童に不満を持つ匿名の母親のネット上の書き込み「保育園落ちた日本死ね」なども入った。
ネット時代を象徴する言葉が多く並び、選考委員の姜尚中・東京大名誉教授は「不確実な時代を映す過激な言葉が多かった。ネット社会の増幅装置が言葉をとがったものにしている」と評した。
「神ってる」で受賞した鈴木選…