「オンライン学習サービス担当者」は、「雑用」タイプの仕事と言え、担当するコンテンツは、カスタマーサービス、運営、授業を担当する教師の全てと関係があると思っている人も少なくないだろう。しかし、アプリ「少年得到」のオンライン学習サービス担当者・瀋博昭さんは、この仕事をするためには、教育、教材、コミュニケーションだけでなく、商品、データ、運営などにも精通していなければならないと感じている。人民日報が報じた。
多くの専門家は、オンライン学習が、学習者の勉強したいという思いを十分に呼び起こして、刺激したり、学習に対する意欲、原動力を呼び起こしたりする過程と見ている。そのため、オンライン学習サービス担当者は、単なるオンライン授業の「担任」というわけではなく、高い教育レベルや心理的コミニケーションスキルを備えている必要がある。
瀋さんは現在、2つのクラスを受け持っており、それぞれのクラスに生徒が100人ほどいる。オンライン授業の際、瀋さんもそれを視聴し、生徒のオンライン学習の質を保ち、授業後は一人ひとりの宿題をチェックして、それぞれの生徒に合わせた指導も行わなければならないほか、コミュニティ運営も担当している。そのため、元々ビジネス英語が専門だった瀋さんだが、小学校の語文(国語)の教師の資格も取得するなど、関連の専門知識を学び続けている。
ここ半年、オンライン授業を申し込む子供の数が急増している。生徒の学習効果や授業の質を保つために、「少年得到」は、多くのオンライン学習サービス担当者を雇用した。董事長の張泉霊氏は、「教育をめぐる専門的なスキルのほか、オンライン学習サービス担当者には豊かなサービス精神を備えていなければならない。生徒や保護者の要求に耳を傾け、生徒の学習過程における変化を観察し、データを分析するなど、各方面との効果的な橋渡しをするのがその役割だ」と説明する。
今後について、瀋さんは、オンライン教育の発展を見込んでいるほか、「オンライン学習サービス担当者の仕事はたいへんだが、達成感があり、給料もいい。それに、自分の価値も発揮できるし、ずっと続けるつもり」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月21日