「結浜」と命名されたジャイアントパンダの赤ちゃん=和歌山県白浜町、浅沼愛撮影
和歌山県白浜町の観光施設「アドベンチャーワールド」で9月18日に生まれたジャイアントパンダのメスの赤ちゃんの名前が「結浜(ゆいひん)」に決まり、6日に命名式があった。
施設によると、名前には「様々な価値観を結び、笑顔あふれる未来をつくって欲しい」との願いが込められている。名前は10月1日から11月末までに集まった5万件を超える応募の中から選ばれた。
「結浜」は生まれた時は197グラムだったが、今では体長54センチ、体重4465グラムに成長して、白黒模様もはっきりとしてきた。
「結浜」の名を応募し、この日命名式に訪れた東京都荒川区のピアノ講師図左(ずさ)奈緒美さん(33)は「お母さんになったような気分。毎年成長を見に来ようと思う」とうれしそうに話した。
「結浜」はオスの永明(えいめい)(24歳)とメスの良浜(らうひん)(16歳)の間に生まれた。施設でのパンダの誕生は「結浜」で15頭目。うち14頭の父親の永明は人間だと72歳くらいで、「結浜」の誕生で飼育環境で自然交配した父親パンダとしては世界最高齢。(浅沼愛)