女子日本代表メンバー=藤田修平撮影、日本ラグビー協会提供
ラグビーの女子日本代表(愛称・サクラフィフティーン)は8日、来夏にアイルランドで開かれる女子ワールドカップ(W杯)のアジア・オセアニア予選に出場するメンバー28人を発表し、今後、宣伝活動で用いるPRポスターも公開された。
ポスター撮影は予選の事前合宿があった神奈川県厚木市で行われた。歌手の忌野清志郎さんの曲のジャケットも撮影したことのある写真家の藤田修平さん(57)が担当した。選手たちはプロに化粧を施され、数パターンの撮影に応じた。日本協会広報の土橋百合さんは「普段はかわいい選手たちが、ラグビーという激しいスポーツをプレーするギャップを知ってほしい」と話す。
この日、できあがったポスターを初めて目にした斎藤聖奈主将(24)は「15人がまとまった、力強い感じ。W杯出場を決め、女子ラグビー界に新しい歴史を刻みたい」と抱負を語った。
予選は香港であり、日本は13日にフィジー、17日に香港と対戦。3チーム中2位以内に入れば、4大会ぶり4度目のW杯出場が決まる。斎藤主将は前回のW杯予選でカザフスタンに2点差で敗れ、出場を逃したときのメンバー。「たった2点で天と地との差だった」という悔しさを知るだけに、今予選での雪辱にかける思いは強い。(能田英二)
■来夏のW杯予選出場メンバー
【FW】伊藤真葵(名古屋レディース)、伊藤優希、及川由季、桜井綾乃、南早紀(以上日体大)、江渕まこと(東京フェニックス・青学大)、加藤幸子(名古屋レディース・中部大春日丘高)、小西想羅(国学院栃木高)、小林ちひろ(RKU龍ケ崎)、斎藤聖奈(パールズ)、塩崎優衣、鈴木実沙紀(以上東京フェニックス)、末結希、竹内亜弥、マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(以上アルカス熊谷)、三村亜生(横浜TKM)
【バックス】井上愛美(RKU龍ケ崎)、加藤慶子、冨田真紀子(以上世田谷レディース)、黒木理帆(島根・石見智翠館高)、桑井亜乃、谷口令子(以上アルカス熊谷)、清水麻有、堤ほの花、山本実(以上日体大)、津久井萌(群馬・東農大二高)、長田いろは(福岡レディース・門司学園高)、山中美緒(アルカス熊谷・立正大)