北京市の「第13次五カ年計画を回顧し、第14次五カ年計画を展望する」をテーマにしたシリーズ記者会見が16日、北京市副都心の建設現場で行われ、副都心の数多くの重点プロジェクトの進展状況が明らかになった。ユニバーサル・スタジオ・北京は来年5月にタイミングをみて開園し、副都心の3大文化建築物と関連の共有施設である副都心劇場、副都心図書館、副都心博物館のプロジェクトは2023年に完成して利用がスタートし、副都心駅の総合交通ターミナルは24年末に完成する予定といい、鉄道交通M101号線、M102号線、平谷線の詳細も明らかになった。
副都心駅総合交通ターミナルのプロジェクトは、副都心の「一帯、一軸」の空間構造が交わるところに位置し、敷地面積は61ヘクタール、地下部分の建設面積は128万平方メートルになる。同ターミナルはM6号線、平谷線、M101号線の3本の地下鉄・都市鉄道路線および、京唐鉄道、京哈鉄道、都市間鉄道連絡線の3本の鉄道路線と接続する。現在、掘削やトンネル構築などの工事が進められ、現場にある各種の大型機械設備は約600台、各種の操作技術者と施工作業員は3千人に迫り、11月末時点で行われた固定資産投資は累計26億2千万元(1元は約15.8円)だった。プロジェクトは24年末までに完成する予定だ。
ユニバーサル・スタジオ・北京のプロジェクト建設では、テーマパークの「ウォーターワールド」エリアはすでに完成して引き渡しが終わり、都市幹線道路、技術サービスビル、食品加工倉庫、データセンターなど17の建築物はすべて完成して検査・引き渡しを終え、検査に合格している。世界で最大体積で最重量、緯度が最も高く、施工難度も最も高い、ユニバーサル・スタジオ内広場にある地球儀オブジェは、観光客が必ず訪れて写真を撮るネットで人気のスポットになるとみられる。周囲の32本の市道、共同溝、パイプラインなどの都市行政関連プロジェクトもすでに完了し、ユニバーサル・スタジオ・北京は来年5月にタイミングをみて開園する予定だ。
副都心センターの3大文化建築物と関連の共有施設である副都心劇場、副都心図書館、副都心博物館のプロジェクトは、重点機能エリア「都市緑心」北西部に位置する市民の文化レジャーのための事業計画であり、副都心の「一帯、一軸、両環、一心」計画構想の重要な構成要素となる。現在、建築物と共有施設は全面的な主体工事の段階に入り、計画では21年上半期に主体工事が完成し、21年末までに屋根外壁工事が終わり、22年末までに内装工事が終わり、23年に完成して引き渡しが行われる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月18日