謝罪する岡山市環境局の職員ら=岡山市役所
岡山市は9日、市西部リサイクルプラザの管理運営を委託している岡山グリーンサービス(岡山市北区)の男性社員が、粗大ゴミの搬入に来た女性の個人情報を不正に利用し、フェイスブックで友達申請をしていたと発表した。市は同日会見を開き、「市民の個人情報を不正利用されたことを重く受け止めるとともに、被害を受けられた方に深くおわび致します」と謝罪した。
市によると、40代の男性社員は6日午前中、岡山市内に住む女性が粗大ゴミを搬入した際、女性の名前を確認。同日の昼休み中、職場で自分のスマートフォンを使い、覚えていた女性の名前をフェイスブックで検索した。帰宅後の同日夜、女性にフェイスブックで友達申請をしたという。
女性は顔写真を見て男性社員だと気づき、不審に思って翌7日に市環境事業課に通報した。男性社員は「友達になりたくて」と認め、反省しているという。
市役所で会見した環境局の担当者は「厳正な対処を検討するとともに、再発防止に努めて参りたい」と話した。(本間ほのみ)