周囲の堀にまだ一度も落ちたことがないというアジアゾウの2代目姫子=兵庫県姫路市 受験生や就職活動をしている人たちを応援しようと、兵庫県の姫路市立動物園(同市本町)は飼育しているアジアゾウ「姫子」のフンでつくった「合格お守り」の配布を始めた。同園のサポーターになっている人や新たに加入(年会費1口1千円)した人のうち希望者に、正面入り口の事務所で渡している。 特集:どうぶつ新聞 同園によると、初代の姫子は1992年3月、ゾウ舎の周りにある堀(高さ約1・8メートル)に転落し、引き上げるのに半日ほどかかり、大騒ぎになった。しかし94年に来園した2代目姫子は一度も堀に落ちておらず、「落ちない伝説」が生まれているという。来園者に役立ててもらおうと、2011年から職員らがお守りを手作りしている。 草食のゾウのフンから取り出した植物繊維を消毒、脱臭した後、紙繊維やのりなどと混ぜ、「合格」にちなんで五角形の厚紙状にした。大きさは縦横4センチ前後。ゾウの上に今年の干支(えと)のサル、来年のトリがのったイラストもついている。 配布は来年3月末まで。問い合わせは同園(079・284・3636)へ。 |
ゾウのフンで合格お守り 「落ちない伝説」にあやかる
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