愛知県競馬組合は19日、名古屋競馬場(名古屋市港区)を、関連施設「弥富トレーニングセンター」(同県弥富市)内に移す方針を固めた。老朽化が理由で、移転しても採算がとれるとの見通しを組合議会側に示した。来年3月の組合議会で正式に決定する見通し。
名古屋競馬は長年赤字が続いていたが2013年度に黒字化し、15年度の黒字額は約14億円だった。
愛知県と名古屋市は競馬場跡地を26年に開かれるアジア競技大会の選手村にする方針。開催構想では、選手や関係者ら約1万5千人分の宿泊施設やトレーニング場などをつくる予定だ。