スピードスケートの全日本選手権は21日、世界選手権などの代表選考会を兼ね、明治北海道十勝オーバルで最終日があり、女子は前日に500メートル、3000メートルで1位だった高木美帆(日体大)が、1500メートル、5000メートルも制して初の総合優勝を果たした。全4種目制覇は2002年の田畑真紀(日本建物管理)以来。2位に押切美沙紀(富士急)、3位に佐藤綾乃(高崎健康福祉大)が入った。
男子はウィリアムソン師円(しぇーん)(日本電産サンキョー)が1500メートル3位、1万メートル2位と手堅くまとめ、総合3連覇を決めた。
■追及した「氷を強く押す滑り」
最後の女子5000メートルを滑り終えた高木美が、観客席に向かって控えめに指を4本開いた。「期待に応えられてほっとした」。初の総合優勝とともに全4種目で1位。サングラスを外すと、笑顔が広がった。
1500メートルを得意とする…